朱雀の日記

よろしくネ

早く五分後になってくれ

 人間っていつ大人になるんでしょうね。私は生まれて何年経っても大人になれる気がしません。未だに近所のガキンチョと同格の喧嘩をしたりグリーンピースを残したりしてます。歳を取れば自然と大人になっていくもんだと思ってました。そんなわけなかった。中学校に入れば自然に英語ができるようになるもんだと思っていたし高校生になれば自然に恋人などができるものだと思っていました。しかしいつまで経っても英語はできないし彼氏もできません。告白されたことがないわけではないのですがなんか自分に彼氏っていう存在がいることが気持ち悪くてダメなんですよね(彼氏いたことない奴がいう台詞じゃない)でも彼氏欲しいという気持ちがないわけじゃないという意味のわからない状態です。たぶん一生結婚もできません。

 

 今考えてみると小学生の頃の教師が全員嫌いで仕方ない。当時は好きだった先生も今考えると吐き気がするくらい嫌いです。小学一年生の頃、とても純粋な目をした私は何故か席替えを何度しても問題児ばかり近くの席にいたんです。普通に偶然かと思っていたのですが、担任が仕組んでいたことでした。私の父と母は私を心配してそのことを担任に相談したらしいですが「須崎さんなら大丈夫ですよ(笑)」って言われてたそうです。何も大丈夫じゃない。怖い。人間不信になりそう。その後二年三年四年五年六年といろんな先生が担任になりましたが全員嫌いです。小学校の先生って感情的に怒るとこがめっちゃくちゃ嫌いですね。自分が怒られてる時じゃなくても不安になります。中学高校にもそういう先生いますけど本当に嫌いです。そんな小学生時代私はいろんなことに挑戦していました。体操水泳ピアノトランペットいろいろやってましたがどれも二、三年で辞めています。いっぱい辞めました。きっと最後は軽率に人生すら辞めるんでしょうね。

 

 こんなクソみたいな思考になったのはいつ頃からだったが全然思い出せません。ネガティヴ思考なんだか一周回ってポジティヴなのか。何をやってもうまくいく気がしないぜ。確実に堕落した瞬間は中学生の頃だと思います。あの時の自分を刺し殺してタイムパラドクスで今の自分を無に帰したい。中学受験で最後だとでも思っていたのかこのマヌケが。脳内お花畑もいい加減にしろ。最初に定期試験で悪い点を取った時はショックでしたし、見たこともない点数だったので愕きましたが中学二年で学年ビリも慣れてしまって最底辺が居心地良くすらなってしまったのです。底辺に落ち着いてしまったのです。今だって勉強しないで定期試験を受けて酷い点数の答案を見て心を痛めて私は何か罪でも犯したのかと思うくらい学歴社会を恨んでしまいます。自分の責任、自業自得は百も承知なのだがやっぱり人に点数をつけられてレッテルを貼られて数値化されて生きるなんてちょっと嫌じゃないですか。

 学校ってよくないよ…勉学ができないと何もできない人間みたいに扱われるのはなんか違う。勉強ができないことで自分は何もできないんだって思ってしまう子も多いのも良くないと思います。まあ私は勉強以外のことも何もできませんが。

 高校生にもなるとポートフォリオってやつを書かされるみたいです。長所? 褒められた覚えがありませんので一体私に長所なんてあるのでしょうか。短所? 長所がないところですかね。今までやってきたこと? ありません。こんな社会不適合者みたいなポートフォリオでどの大学に入れるっていうんでしょうか。どこに就職できるんでしょうか。運び屋にでもなるか。

 

 でも私はポジティヴシンキングなので人に点数つけんな学歴が全てじゃない容姿が全てじゃないと毎日自分を励ましています。ポジティヴシンキングというかこれはただの言い訳では。じゃあきっと私は今さっき生まれた存在なんだと仮定しようそれならば希望が持てる。世界五分前仮説だ。今の落ちこぼれた私はそういう設定で今さっき生み出されたのであって世界は五分毎に作り変えられていると考えよう。だったら五分後の私は超天才児かもしれないし橋本環奈級の美少女かもしれない。素敵な考え方だ。早く五分後になってくれ。(タイトル回収)